アレルギー対策「水編」
<INDEX>目次を設けましたが、最初から順番にお読みいただければ幸いです。
●水道水の汚染
●貯水槽の衛生管理は?
●飲料水だけではなく調理用水も浄水を!
●残留塩素
●トリハロメタン
●高濃度トリハロメタン 家庭空間にも浮遊
●トリハロメタンを吸収しない工夫
●有害化学物質
●入浴時の塩素
●皮膚からどんどん浸入する怖い合成界面活性剤
●合成界面活性剤はアトピーの皮膚からは100倍も侵入
●スキンケア治療法でアトピーが著しく改善
●水道水の汚染
水道水を飲んで伝染病などにならないよう、殺菌のため、浄水場で「塩素」を
投入します。し尿で汚染されている河川の水ほど、アンモニアや大腸菌の量が多く、
塩素を多く投入しなければなりません。この塩素の投入量は年々増加し続けており、
特に夏場は冬に比べて河川の汚染がひどいので投入量が多くなり、カルキ臭ささが
ひどくなります。
この「塩素」は、野菜などのビタミンをあっという間に破壊してしまいますし、
水道水中の有機物質と結びついて発ガン性の有機塩素化合物「トリハロメタン」を
つくることが分かり、大きな問題となっています。
さらに、浄水場でろ過できないいろいろな「有害化学物質」が微量ですが
含まれていますので、水道水による人体への影響が懸念されます。
●貯水槽の衛生管理は?
案外忘れられがちなのが、マンション、ビルなどの「貯水槽・貯水タンク」の管理。
「貯水槽」を通ったあとの水の管理責任者は、水道局ではなく、
建物のオーナーなのです。
清掃がいきとどいていないため、汚れ、赤サビや藻が発生したり、昆虫やゴキブリ、
鳥、ネズミの死骸まで入っていた例もあるほど管理が悪いところが多いのが実態です。
また、FRP製の貯水槽が劣化してガラス繊維が水道水に混じり込む可能性が
大きいことも判明。人体に影響を及ぼさないか懸念されます。
性能の良い浄水器で浄水するか、ミネラルウォーターを飲むなどで
「自己防衛」するしかないのです。
●飲料水だけではなく調理用水も浄水を!
ミネラルウォーターを購入している方が多いですが、飲料水用としてだけでなく、
調理用水にも是非使っていただきたいと思います。
例えば「お米をとぐ(洗う)時」にお米は水を吸いますので、炊くときだけ
ミネラルウォーターを使っても、とぐ時に水道水を使っては何にもなりません。
水道水の「残留塩素」がビタミンCなどを破壊(別の物質に変えてしまう)してしまう
こともわかっていますので、野菜を洗う時などにも気をつけたいものです。
水道の水でお米を炊くと、ビタミンB1が半減することが京都大の実験で分かりました。
乾燥椎茸、切り干し大根、ひじきなどを水で戻す時、タマネギやキャベツをスライスして
水にさらす時などにもミネラルウオーターや浄水器で浄水された水を使っていただきたい
と思います。
●残留塩素
水道水にいきなりメダカや金魚、熱帯魚を入れると死んでしまいます。
1日くらい汲み置きした水や、塩素の中和剤を入れたりすれば元気に泳ぎ回ります。
水道水に入っている塩素が原因です。
ということは、人の健康にも影響があるわけで、塩素は人間の皮膚や粘膜の
細胞を破壊するなどの悪さをしていますが、人が死に至るまでの影響はありません。
しかし、飲む前にはぜひ取り除きたい物質です。
塩素は比較的取り除きやすい物質ですので、蛇口直結型の浄水器でも初期性能
でしたら取り除けます。(フィルターは早めに交換する必要があります)
●トリハロメタン
水道水に含まれる塩素と有機物質が結合して「トリハロメタン」という発がん性物質
をつくり出すことが大きな問題になっています。
浄水場から出て私たちの蛇口に届くまでの長い配管中でも化学反応を続け、
どんどん増えます。
水道の水を煮沸すると安心して飲めるという人が多いですが、
水道の水が沸騰したときに「トリハロメタン」は最高値になります。
沸騰してから少なくとも5分、できれば15分は煮沸しつづけないとトリハロメタンは
なくなりません。
そして煮沸中は換気をしないと呼吸器から吸い込んでしまう、やっかいな化学物質です。
同時に、煮沸するとミネラル分が失われ、おいしくない、人にとっても好ましくない飲み物
になってしまいます。(湯ざましの水がおいしくないことでお分かりいただけると思います)
この「トリハロメタン」は「塩素」を除去するような訳にはいかず、高性能の浄水器でないと
十分に取り除けません。
高濃度トリハロメタン 家庭空間にも浮遊
水道水に含まれ、発がん性が疑われているクロロホルムなど揮発性の塩素系
有機化合物が、台所や浴室など家庭の居住空間にも高濃度で存在していることが、
国立医薬品食品衛生研究所などの研究でわかった。28日から仙台市で開かれる
日本薬学会で発表する。
この物質はトリハロメタンと総称される4種の化合物。浄水場で殺菌に使う
塩素と有機物が反応してでき、除去が難しい。
同研究所の神野透人室長は、伊藤禎彦京大大学院教授らと共同で、
12世帯を対象に、各部屋の空気や水道水、シャワー水、浴槽水のトリハロメタン
濃度を調べた。そのうえで、各人がそれぞれの場所で遇ごす時間から、
肺や皮膚から吸収される量を計算した。
家庭の空気中のトリハロメタン濃度は、水の使用が多い台所は居間の約2倍、
浴室では30倍以上だった。成人が、呼吸や、シャワー・浴槽の水から皮膚を通じて
1日に摂取するトリハロメタンを計算すると、水2リットルに含まれる量とほぼ同じだった。
2リットルは成人が1日に飲む水の量に相当する。健康影響が出る濃度ではないが、
換気の徹底などが求められるレベルという。 2006.3.23 読売新聞より。
●トリハロメタンを吸収しない工夫
水道水に含まれる塩素と有機物質が結合することで、トリハロメタンが生成されます。
塩素は不安定な物質なので、生成されるところはいくつかあります。
1.浄水場から家庭の蛇口までの間の水道管の中で、トリハロメタンが生成されます。
2.蛇口から出た水道水からも、さらにトリハロメタンが生成されます。
3.トリハロメタンの生成は、塩素を取り除くことでを防げます。
塩素は比較的簡単に取り除けます。
4.トリハロメタンは、温度が高いほど生成されやすくなります。
水よりもお湯の方が生成されやすくなります。
5.家庭内では浴室が一番、トリハロメタンに注意すべきところです。
<飲料水、調理水>
水道水に含まれるトリハロメタンは除去が難しい物質です。
トリハロメタン除去能力の高い高性能の浄水器で取り除くのが一番です。
<台所>
水道水を使用する時に浄水器で塩素を取り除けば、トリハロメタンの生成は防げます。
塩素は比較的取り除きやすい物質ですので、蛇口直結型の浄水器でも初期性能
でしたら取り除けます。(フィルターは早めに交換する必要があります)
お湯を使う時は、必ず換気扇を回して、換気を心掛けてください。
食器洗い機を使用する時も同様です。
<リビングや居室内>
加湿器を使用する時は、浄水器の水を使用する。
<浴室・洗面所>
浴室・洗面所を使用する時は、常に換気扇を回して換気を心掛けてください。
○浴槽の湯
浴槽に湯をはる前に、ビタミンCなどを投入して塩素を先に取り除くと良い。(後述)
○シャワー
シャワーに「塩素を除去するシャワーヘッド」をつける。(後述)
●有害化学物質
浄水場ではろ過しきれない「有害化学物質」が水道水には含まれています。
もちろん、水道水は定められた水質基準46項目はパスしていますが、
この基準が絶対安心なものとは考えられません。
特に環境ホルモンのように、ごく微量の化学物質が子孫に与える影響は
いまだ解明されていませんので、自分の健康は自分で守るしかないのが現状です。
有害化学物質の代表として、ダイオキシンなどの環境ホルモン、合成界面活性剤、
硝酸性窒素(し尿糞便、肥料過多成分)、トリクロロエチレン(クリーニング溶剤)、
除草剤、殺虫剤などの農薬類等々が含まれています。
これらの汚染物質を除去するのには、トリハロメタンを取り除くのと同様に、
性能の良い浄水器でないと取り除けません。
アレルギー、特にシックハウス症候群、化学物質過敏症の方は、
化学物質の総摂取量を減らす意味で、高性能の浄水器は必須です。
水道水は飲み水として使われるのはごく一部で、大半が生活用水として
使われています。従って、一部の飲み水のために浄水場の設備を良くすることを
望むより(水質基準を上げるために膨大な設備投資が必要になり、結果として
水道料金が何倍かになる)、各家庭で飲料用、調理用など必要な分だけ
高度に浄水する方が先決で、合理的ではないでしょうか。
私たちが流している「生活排水」が河川を汚している最大の原因ですので、
油や洗剤など水質汚染の原因物質の排出には、一人一人が注意しないと
自分に戻ってくる・・・・・・ということを自覚し、河川を汚さないよう心がけることが
大事だと思います。
生活環境研究所は信頼できる高性能浄水器として 「ハーレーU」 を選定しました。
「浄水器にこだわる」 「浄水器ハーレーU」をご覧ください。
●入浴時の塩素
塩素は強い酸化作用があるので、肌や髪の毛を酸化、老化させます。
特に乳幼児、皮膚が弱い方、アトピー性皮膚炎の方、化学物質過敏症の方
にとって塩素は大敵です。
浴槽のお湯やシャワーのお湯の「塩素」を取り除いて、強い刺激を避けましょう。
浴槽の「お湯の塩素」を取り除くには、
1.備長炭や活性炭などを入れ除去する方法と
2.ゆずや菖蒲、みかんの皮、お茶の葉、ハーブ、レモンの絞り汁など、
ビタミンCを多く含むものを入れ除去する方法があります。
(塩素がビタミンCを破壊して塩素でなくなることを利用した方法)
これらの方法は、入れる分量が少ないと塩素を確実に取り除けないことがあるので、
確実に塩素のない状態にするには
3.ビタミンCの粉末を入れる方法をお勧めします。
ビタミンCの粉末を(薬局で売っています)家庭用の浴槽に0.5〜1gくらい入れ、
すぐかき混ぜると瞬時に塩素はなくなります。
費用も比較的安く、1回あたり5〜10円位です。
トリハロメタンの生成を防ぐためには、お湯はり直前に上記の
ビタミンCを含むものを浴槽に入れておくと良い。
ちなみに家庭用の浴槽だと、大人が1人か2人入浴すれば塩素は無くなります。
塩素は人の皮膚の細胞片(死骸はアカ、生きた細胞も)と反応して別の物質になり、
結果的に塩素がなくなります。
シャワーは塩素を除去する「シャワーヘッド」が市販されています。
これも、活性炭タイプと、ビタミンCと結合させるタイプがあります。
どちらのタイプも、フィルターを早めに交換しないと塩素が除去できていないことがあります。
●皮膚からどんどん浸入する怖い合成界面活性剤
「合成界面活性剤」は簡単に皮膚から体内に進入できる怖い化学物質で、
細胞を破壊したり人体に悪影響を与えます。
洗たく用合成洗剤には41%、台所用洗剤には26〜27%も配合されています。
シャンプー(子供用、ボディ用も含む)、合成リンス剤、洗顔フォーム、
化粧品や歯磨き剤にまで入っています。
皮膚が溶け、髪がボロボロに、内蔵が破壊される衝撃的事実!……
「合成洗剤恐怖の人体実験」(参考文献一覧表に記載)を
是非読んでいただきたいと思います。
「地球にやさしい」という天然油脂系の合成洗剤にも合成界面活性剤が
使われている事実、「〜せっけん」などと書かれたものにも、合成界面活性剤が
含まれているものが多い……など明快に事実が書かれています。
全国の家庭のうち、自然で安全な「せっけん」を使っているのはほんの7%程度です。
せっけんは自然の油脂を使っているので分解が早く、自然を破壊することはありません。
一方合成界面活性剤は、人間によって化学的に合成されて造られた人工の物質で、
生態系に組み込まれた物質ではないので、自然の自浄作用では分解することが難しく、
自然を破壊し、生物の生体のメカニズムを破壊します。
家庭から流れ出た合成界面活性剤は、河川を汚し、その河川から取水した水道水
(分解されない合成界面活性剤を含んだ)を我々は飲んでいるのです。
無添加の石けんに替えるだけで、これらの問題も環境汚染もかなり解消されます。
●合成界面活性剤はアトピーの皮膚からは100倍も侵入
合成界面活性剤は、ダメージを受けた皮膚からは、健康な皮膚の100倍も
侵入しやすくなります。
傷がある方や手あれの方、アトピーの方は使用を避けるべきだと思います。
「せっけん」に替えたことで、症状が改善されるケースが多々あります。
せっけんは手のひらで良く泡立てて、肌にぬるようにします。
決してこすらないようにしてください。
せっけんが肌に残らないよう十分にすすぐことも大切です。
ダメージを受けた肌は、外部刺激に対する防御機能が弱く、ダニアレルゲンや
ハウスダストも入りやすいので、住環境の整備もお忘れなく。
●スキンケア治療法でアトピーが著しく改善
これに関連して付け加えますと、アトピー性皮膚炎の方は毎日の肌の手入れ
「スキンケア」が重要なポイントになります。
1996.7.7に放送された
「NHKスペシャル アトピー性皮膚炎と闘う・世界の治療最前線」では、
米国NJC免疫学センターのアレルギー科リョン博士が行う
「ごく基本的なスキンケア」治療法で、全身にアトピー性皮膚炎のひどい患者が
1週間ほどで著しい改善をした…と言う内容です。
特別な治療でなく、日に2−3回の入浴で皮膚を清潔にする(黄色ブドウ球菌が
症状を悪化させる原因なので、その細菌を入浴することで洗い流す)、
入浴後タオルで軽く拭き、まだ濡れているうちにすぐワセリンなどの保湿剤をぬる
(1回に約30gほどたっぷり)、これが基本です。
入浴はかゆみを出さないよう体温と同じくらいの湯温で、1回に最低でも15分ほど
入浴した方がいいそうです。
この患者(20代の女性)は症状が重かったので、特に悪い部分だけステロイド剤を
使用し、保湿剤をぬった後、お湯で濡れた服を着て(全身)、その上から乾いた服
を着る「ウエットラップ」を行いました。
1週間でみずみずしい肌が取り戻せたのには本人もビックリ。
4年前から発病、さまざまな治療法を試しましたがいっこうに良くならなかったそうで、
どこの病院でも「水は禁物」なので入浴は避けるように言われ、乾いた肌に薬や
保湿剤を塗り続けてきたそうです。
<ワセリンの塗り方>
入浴直後、まだ肌が水分を十分保っている状態で、すばやくワセリンを塗る
のがポイントです。
肌が乾いてしまってからワセリンを塗っても、保湿したことになりませんから、
いかに短時間ですばやくワセリンを塗るかを工夫します。
良く拭いてから部屋でゆっくり塗るのではなく、浴室内で体が濡れている内に
すばやく塗る方が効果的です。
これを実践された方から「アトピーの子供の肌が、見違えるようにきれいになった。
普通の子供と同じ肌になって凄くうれしい。ありがとうございました」と
お礼の電話がありました。
(性能の良い掃除機に買い替えた時にアドバイスいたしました。)
<アレルギー対策シリーズ INDEX>
アレルギー対策「住居の環境編」 アレルギー対策「室内環境と空気汚染編」
アレルギー対策「寝室と寝具編」 アレルギー対策「掃除編」 アレルギー対策「水編」
アレルギー対策「食品と衣料品編」 アレルギー対策「ダニを知ってダニ退治」
花粉症対策「花粉排除で快適生活」 カビ対策4つのポイント
株式会社 生活環境研究所
〒275-0026 千葉県習志野市谷津5-5-15
TEL 047-470-8411 FAX 047-470-8410
E-mail infor@sei-ken.co.jp
Home Page http://www.sei-ken.co.jp