【訪問販売の掃除機のタイプ】
●訪問販売の掃除機のタイプ
訪問販売の掃除機が全国で販売されています。
主な商品をタイプ別に分類し、メーカー、機種をリストアップしてみました。
(生活環境研究所独自の分類です)
<水フィルター掃除機>
米国REXAIR,INC.(レックスエア社)製の「アクアレインボー」「キングネプチューン」
をはじめ、
赤井電機製「シティーサイクロン」、
フランスベッドの「ネオトニカ」「アクアトルネード」「パスチャー」、
メッドコミュニケーションズ(旧シスコム)の「ルームシーフォート」「エスペランサ」、
プレストの「アクアマーメイド」、
旭硝子の「マイティパパ」「マイティロボ」「アクアタイフーン」、
ドイツ・プロエアー社製「ドルフィン」
ハイラジャパンの「ハイラ」(ドイツ製)、
サンケイコーポレーションの「プロアクアPA03」(ドイツ製)
など多機種が販売されています。
(水フィルターに特殊フィルターが併用されている機種も含まれています。)
<サイクロンシステム掃除機>
米国Health-Mor Inc.(ヘルスモア社)製の「スーパー・クリーナー プリンセス」
「プリンセスU」「マジョスティック」「プリンセス・エメラルド」
「マイフェアレディー エース75」をはじめ、
米国IEC社製「エアストリーム」「ジェットクリア」、
「VORTECH FORCE」、
英国ダイソン社「G・フォース」など多機種あります。
<多機能掃除機他>
ルックス社「ルックスロイヤル」(スウェーデン製)、
新日本通商「コンコーディア」「コンコーディアタイガー」「アトランタ」
「メイフラワー」(カナダ・米国製)、
フォアベルク社「コーボルト130」(ドイツ製)、
「カービー」(米国製)、
「ミラクルメイト」(多国籍?)、
「アムウェイ」(日本製)など多機種あります。
これらの掃除機は「訪問販売」という特殊な販売手段をとっているので
高額な商品が多いのですが、高額だからといって必ずしも性能が良いとは限りません。
宣伝文句とは異なり、排気性能などに改善の余地がある機種も多々存在します。
訪問販売ではありませんが、外国製掃除機でネットや店頭で見かける商品に、
ミーレ社(ドイツ)、ダイソン社(英国・デュアルサイクロンシステム、
ラディックスサイクロンシステム)の掃除機があります。
●空気清浄機にもなる掃除機?でアレルギーが悪化した!
訪問販売の販売員の多くは「この掃除機は空気清浄機として使える」と言うようです。
掃除機の排気がすごくきれい・・・というイメージを植えつけるのに
最適な言葉だから使うのだと思います。
高額商品なので、付加機能をアピールする意味もあるかもしれません。
実際の排気性能とは関係なく、このセールストークを使用しているようです。
ところがむしろ、まったく逆のケース(排気性能がすごく悪い)の方が多いようです。
掃除機が空気清浄機になる実演を見ていた幼児が、
全身に湿疹が出てしまい通院した・・・というご相談もありました。
他にも、実演を見ていてくしゃみが止まらなくなったとか、目が痒くなったとか、
咳が止まらなくなったなどアレルギー症状が悪化した方は何人もいらっしゃいました。
排気性能が極端に悪い証拠です。
また、 実演を見て掃除機を購入し、一生懸命掃除すればするほど、
お子さんのぜんそくが悪化していった方もいました。
これらは、掃除機の排気性能が極端に悪かったのが原因と思われます。
(アレルギーで無い方は実演を見ても分かりませんし、
訪問販売の掃除機が全て排気性能が悪いわけではありません。)
私たちは「宣伝文句に騙されないような知恵」を身につけて
防衛するしかありません。
●「水フィルター式掃除機」は?
このタイプは1985年に「暮らしの手帖」でテストして、問題になった商品です。
水フィルター掃除機の元祖と言われている機種を、訪問販売で購入し
テストした結果、ふれ込みとは大違いで、排気から細かいホコリが
国産掃除機の100倍も撒かれていた・・・と言う内容です。
吸ったホコリが水面で跳ね返り、すぐ水に溶けないのが原因です。
最近、また活動が活発になってきました。商品名や販売会社を変えたりして、
日本でも10機種以上が販売されています。(訪問販売が多い)
水フィルターの基本的な構造は各機種ともほとんど変わりありません。
「水フィルター」は掃除機のフィルターとしては適してないと考えてもよい
レベルと言えます。
問題になってからは別のフィルターを追加した機種もありますが、
追加フィルターで性能をカバーしても「水フィルター」を使用する
価値があるのか疑問です。
弊社に持ち込まれた使用中の商品の排気性能を何種類もテストしましたが、
測定器がオーバーフローしてしまうのでテストを中止したくらい、
大量の微粒子が出ていました。
(市場で販売されている全ての機種をテストしたわけではありません)
1997年の国民生活センターのテスト誌「たしかな目」でも水フィルター掃除機が
参考品でテストされ、
結果は「吸込仕事率が低く、ごみの吸い取り性能が低かった。
細かいホコリのキャッチ率が低かった。」「水フィルター式は、綿ごみが水面に
浮かんでしまい、その上にたまったごみに対しては水フィルターの効果が
なくなってしまうため、集じん容量は非常に低かった。」などとなっています。
私共の見解は、使って欲しくない掃除機の部類に入ります。
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