【排気循環式掃除機はどう?】
●「掃除機の排気をカット」?
排気が全く出ない掃除機は無い!
真空掃除機はゴミやホコリを空気と一緒に吸って、掃除機本体内でろ過する機械です。
ろ過されたゴミやホコリは掃除機本体内の集じん袋に集められます。
空気は大量に吸っています。
吸った空気は当然同じくらいの量は吐き出さなければなりません。
排気が全く出ない掃除機はあり得ないのです。
「排気がゼロ」「排気カット」「後ろから排気を出さない」「排気がでない」
このような宣伝文句はおかしいと思ってください。
仮に、大量の空気を吸って排気が全く出ないとしたら、その掃除機は
巨大な風船のようになってしまうでしょう。
訪問販売の掃除機の説明で「排気が出ません!とセールスが言った」
ということを耳にしますが、これも事実とは異なることは明白です。
●「排気循環式掃除機」は、ホコリを吹き飛ばす!
「排気がでない」とか「排気がゼロ」などと大々的に宣伝してる
「排気循環式掃除機」は、排気がまったくでないような印象を与えています。
商品はかなり売れており、類似商品が次々に他メーカーから発売されました。
たしかに掃除機本体からホコリが漏れない機種もありますが、
掃除機本体内を循環して床に吹き付けられた排気が、床にあるホコリを吹き飛ばす
ことが宣伝の影に隠れていることをご存知でしょうか?。
本来は排気として本体後部から出る風が、本体、ホース、延長管内を循環し、
ヘッド部でその排気を床に吹きつけられてゴミを浮き上がらせ、
再び吸引すると言う仕組みです。
「排気循環式掃除機」と言うと
排気が掃除機の中をぐるぐる循環しているようなイメージが湧くと思いますが、
吸い込み口で「吸い込み」「噴出し」を同時に行っているので、
そこで確実に漏れるのです。
密封されているわけではありませんので、100%循環するのはあり得ないと考えられます。
カタログには、ヘッド部で吹き付けた排気はソックリ吸引するように表現していますが、
現実は、床にホコリがあれば、そのホコリは吹き飛ばされてしまい、
部屋の空気を汚してしまいます。
問題は吹き付けの勢いが強い分、今までの掃除機が排気によって床のホコリを
舞い上げていたのとは比べ物にならないくらい、ホコリを大量に吹き飛ばします。
排気がきれいとか、汚いとかの問題どころではなく、床のホコリを
まともに吹き飛ばすのですからたまったものではありません。
掃除機ではなく「ホコリ吹き飛ばし機」 と言っても
過言ではないと思います。
直ちに、生産中止、販売中止して欲しい掃除機です。
特に、ホコリやダニアレルギーの方はお使いにならない方がよい掃除機です。
●カタログに小さ〜い字でデメリット表示!
「排気カット」「排気ゼロ」「後ろから排気を出さない」などの文字は
カタログに大きく書かれていますが、部分的には排気を出しているという
デメリット表示は、虫眼鏡で見ないと見えないほど小さな字で
目立たないように書いてあります。
T社のカタログには、ごく小さい字で「但し、ヘッド部から吹きつけ風(排気)の
一部が出ます。」と書かれていました。
N社のカタログにも同じくごく小さな字で「排気循環方式なので、本体からの
排気はゼロですが、一部ホースから先で排気します。」と書かれています。
このように、小さな字でも表示しているメーカーがありますが、
全く表示していないメーカーもあります。
M社のカタログには、「一部、ホースから分散排気」「ヘッドから床に吹きつけ、
また吸い込む」と書かれています。
そして下部の目立たないところに
「* この掃除機は本体の排気口が無いので「本体排気ゼロ」としております。
ただし、ホコリなどの巻き上げをおさえたわずかな風がコードリール
出口より出ています。」と、書かれています。
ヘッドから排気が漏れる可能性については一切かかれていません。
S社は、下部に小さな字で「*1 両側の車輪部から、モーター冷却のために
一部排気が出ています。」と書いてあるだけで、
ヘッド部分から排気を吹き付けているデメリットについては、
一切表示されていません。
●「後ろから排気を出さない掃除機」が、
小麦粉を吹き飛ばした?
この商品は、両輪から汚れた排気を出しているのは分かっていますが
(パーティクルモニター/微粒子測定器で測定し確認済み)、
もっと問題なのは、循環してきた汚れた空気の大半は、
ヘッドから勢いよく吹き出していることです。
この商品が「世界初!」という触れ込みで発売開始した時、
すぐに電気店に駆けつけ動かしてみましたが、床に置いたノズルの前方に手を当てると、
風が手に当たるので、「なんだこの掃除機?」 と驚きました。
買って帰り、小麦粉をフローリングの床に撒いて掃除してみると、見事に小麦粉が
吹き飛びました。予想通りとはいえ、あまりのひどさに唖然としました。
●「排気がゼロ」で消費者をだます!
これらのデメリット表示はほんの一例ですが、これだけの情報で、
どのような事態が起きるか、消費者が理解できるでしょうか。
不親切というレベルではなく、消費者をだましていると言った方が妥当でしょう。
少なくとも、売れれば良い、売った方が勝ち、というメーカーの姿勢は
はっきり見えます。
ユーザーが勘違いすることを狙って命名しているのだと思いますが・・・
「排気がゼロ」「排気カット」などの表示はやめてもらわないと、
消費者が勘違いをします。
●床ノズル使用以外は「排気が循環しない」?
また、床ノズル以外の付属ノズルを使うときは
排気が循環しないモードに切り替えるようです。
カタログによると、「この時の排気はフィルターを通しているのでクリーン」となっていますが、
実際には、目の粗い、簡単なフィルターしか通過していません。
床以外の掃除も大切なので、パーティクルモニター(微粒子測定器)で
測定してみると、キレイな排気とはほど遠いレベルでした。
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