【サイクロン式掃除機はどう?】

●「サイクロン式掃除機」は時代に逆行した掃除機!
布製の集じん袋の時代は、掃除機のゴミ捨てが大変でした
ホコリを吸ってしまうので、手拭などを口にあてがって屋外でゴミ捨てをした
記憶があります。
集じん袋が紙パックになったことで、交換が楽になり、ホコリを吸わないですみ、
手も汚れず衛生的になりました。
同時に排気のクリーン度が飛躍的に良くなり、掃除機の紙パックは
当たり前の時代になりました。

ところが、時代に逆行した掃除機があらわれました。
紙パックを使わないで代わりにダストカップを使う
「サイクロン方式」というタイプで、ダストカップの中でゴミと空気を遠心分離し、
ダストカップにたまったゴミを捨てるというシステムです。
紙パックを使わないので「目詰まりがなく」「吸引力が一定」で、
「排気もきれい」というふれこみです。
米国製、英国製、イタリア製などが日本で売られていますが、
それらに続き国産も発売されました。

サイクロン式は、紙パックの変わりにプラスチックの容器を使います。
紙パックもフィルターの役割をする重要なろ過装置の1つです。
それが容器に代わったと言うことは、フィルターが1つか2つ(紙が二重の場合)
無くなったと考えてください。
紙パックの費用は節約できるかも知れませんが、
排気性能は悪くなる1つの要因になります。

紙パックが開発され、飛躍的に排気性能が向上したのに、これをダストカップにして
時代に逆行しているのですから、排気性能が悪くなっても当然です。

「サイクロン式掃除機」 はアレルギーの方には要注意! 
従来の掃除機とは違うことを強調して宣伝していますが、
ふれこみとは異なり排気性能が良くない機種が多いのが問題です。
(市販されている全ての機種をテストしたわけではありません。
消費者レポート誌などのテスト結果も参考にしています。 )

1.遠心分離で重いゴミや大きいゴミは分離できますが、軽いホコリや微粒子までは
分離できないため、排気フィルターが目詰まり
を起こしてしまいます。
(フィルターを取り除いて測定すると、微粒子が分離できないことが分かります)

微粒子を分離できないので、1部屋掃除しただけで、フィルターが目詰まりしてしまい、
その都度フィルター掃除をしなくてはならない機種もあります。
宣伝文句とは正反対の製品です。

2.排気フィルターが目詰まりしないよう、排気フィルターを汚い排気がすり抜けて、
部屋の空気を汚してしまう機種もあります。
国民生活センターのテストで5マイクロメーターの大きな粒子を大量に撒いている機種
がこれにあたります。

3.アレルギー患者にとって、最大の問題はゴミ捨てです。
ホコリやダニアレルギーの方は、ゴミ捨て時にホコリを吸ってしまったり、
室内空気を汚染する可能性が高いので、お使いにならない方が良いと思います。

「サイクロン式掃除機」 は本当に吸引力が低下しない?
紙パックの掃除機に比べて吸引力が低下しない・・・。などと宣伝していますが、
「ダストカップの基準ラインまで吸引した場合に限り」と言う但し書き
宣伝の影に隠されています。
基準ラインまでの容量が少ないので、
掃除の都度カップのゴミを捨てないと吸わなくなる機種もあることを、
お使いの方から伺いました。
紙パック式よりも頻繁にゴミ捨てが必要なので買い換えた方もいらっしゃいます。
宣伝とは大違いです。

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