体内に蓄積された有害化学物質は自分で解毒するしかない!
自分でできる化学物質の解毒(デトックス)
化学物質の「蓄積」から「解毒(分解)」「排泄」までの仕組みを知って自分で解毒する!
シックハウス・化学物質過敏症から脱出し健康体に戻りたい方必見!
<INDEX>
※化学物質と健康に関する基本的な事柄:
別ページの 身近な問題「化学物質と健康」 を先にご覧ください。
●化学物質「蓄積」のメカニズム
●化学物質の解毒(分解)・排泄のメカニズム
●化学物質過敏症の最先端治療法を参考にする
●最優先!化学物質の徹底除去
●毒を剥がすには体温を上げる
●血流を多くして解毒を促進させる
●「解毒の中心=肝臓」の機能を高める
●化学物質過敏症が消費する栄養素は?
●解毒するために必要な栄養素(食品)
●解毒した物質の排泄を促すもの
●化学物質過敏症の方は注意!
<化学物質「蓄積」のメカニズム>
●普通の生活で蓄積され続ける化学物質
自然のものは、地球上や生体、人体内で分解されやすいのですが、
人間が作り出した化学物質は分解されにくいので、地球環境を汚染し、
生体や人体内に蓄積されていきます。
普通に生活していると、かなりの量の化学物質を取り込んでいます。
化学物質を分解・排泄する=「出る量」より取り込む=「入る量」の方が
多くなるので、体内に蓄積され続けます。
人によって化学物質を蓄積できる器(許容量)に違いがありますが、
許容量を超えると体は化学物質を拒絶しようとします。
「シックハウス症候群」、「化学物質過敏症」は、化学物質が許容量を超えて
蓄積された結果、発症すると考えられていますが、「アレルギー性疾患」や
「原因不明の体調不良」なども、化学物質が深く関係していると推察されます。
●化学物質は体内の脂肪組織に蓄積される
多くの化学物質は、水に溶けにくく脂に溶けやすい性質があるので、人間の身体の
脂肪組織に蓄積されていきます。
脂肪組織というと「皮下脂肪」がすぐ頭に浮かびますが、「筋肉」や「内臓」「脳」
「神経組織」「細胞」「母乳」などにも脂肪組織があります。これらの脂肪組織を
直接生検して調べると、300種類もの化学物質が検出されます。
特に、塩素化合物や揮発性有機化合物(VOC)は、血液より脂肪組織に
高濃度で蓄積されています。
化学物質は層が積み重なるような感じで蓄積されていて、ある種のものは
その他のものが除去されるまで動かない・・・と考えられています。
水に溶けにくいので、蓄積された化学物質は容易には排泄できません。
●出口が見つからない化学物質?
化学物質過敏症の人は、汗が出にくくなってしまいます。
自律神経の狂いが汗の出を悪くしていると考えられます。
汗の出は、視床下部で調節されますが、化学物質による視床下部機能不全が
原因でもあるとも考えられています。
また、自律神経の狂いは行動意欲をも低下させます。
体を動かすことも少なくなるので、代謝が悪くなっていきます。
肝臓の処理能力も衰え解毒作用が低下、血液の浄化もうまくいかなくなります。
酵素解毒システムがダメージを受け、化学物質除去プロセスを複雑にします。
蓄積された汚染物質の層が重なっていくとますます除去しづらくなり、
蓄積された化学物質は出口が見つからずに体内をさまよい続けます。
化学物質は生活環境内で徹底的に排除しない限り、体内に取り込まれますので、
次第に症状が悪化していきます。
<化学物質の解毒(分解)・排泄のメカニズム>
●化学物質の解毒(分解)と排泄のメカニズムは?
人体にはもともと「有害物質を解毒し、排泄する仕組み」が備わっています。
しかし有害物質が増えると、分解(解毒)も体外への排泄も追いつかなくなります。
解毒はやはり肝臓が主役です。
脂肪組織に溶け込んだ化学物質は代謝により(運動や入浴など)遊離し、
血液によって肝臓に運ばれます。
肝臓で解毒し、分解された物質は、再び血液やリンパ液で運ばれ排泄されます。
分解物の一部は胆汁などに溶けて「便」から、そして腎臓を介して「尿」から、
皮膚から「汗」で排泄されます。
運動や入浴、サウナなどで熱が加わると脂肪組織を流れる血流が増加します。
それで化学物質のピックアップ(拾い上げ)が盛んになり、
肝臓での解毒作用が増加します。
●デトックスとは
デトックス:英語 detox <detoxificationの略>本来は単に「解毒」という意味。
最近は、体内に蓄積された毒素を排出するという意味で使われることが多い。
「解毒(分解)」と「排泄」を合わせて「解毒」と表現していることが多い。
●「サウナ」は化学物質の排泄を強力に促進
昔からインデアンもローマ人もドイツ人もスカンジナビア人も
解毒にサウナを用いてきました。
17世紀には、鉱山労働者の水銀解毒治療にサウナが使われ、1970年代には
麻薬常習者のためにサウナによる浄化プログラムが開発されています。
近年では、PCB、ヘキサクロロベンゼン、PBBなどもサウナで洗い流せた
と報告されています。
「サウナ」はフィンランド産サウナ石による遠赤外線効果で、体の芯までゆっくり温め、
体全体の代謝を進めます。
汗が出にくい人も、サウナ浴を続けることで徐々に発汗されやすくなりますので、
化学物質は汗から大量に排泄されます。
また、化学物質は肝臓で解毒され易くなったり、胆のうを通じて便から排泄されたり、
腎臓経由で尿から排泄されます。
代謝が促進されることで、体内の解毒・排泄器官の働きを活発にして、
化学物質を追い出すのです。
<化学物質過敏症の
最先端治療法を参考にする>
●化学物質の最新解毒法
化学物質過敏症治療の最先端をいく米国ダラスの臨床環境医学センター
(EHC−Dallas)では、化学物質過敏症の治療に「温熱療法」として
低温サウナを使用し、顕著な効果をあげています。
同センターのレイ博士は、40ページにも及ぶ論文
(Thermal Chamber Depuration and Physical Therapy)の中で
低温サウナの効果を実証しています。
その論文を要約すると以下のようになります。
●温熱療法を中心に、化学物質を移動させる
低温サウナなどによる温熱療法は体の脂肪組織に蓄積された化学物質を移動させて
排泄させることを短期間で可能にします。
蓄積された化学物質の層を、1枚ずつ剥がすようにするのが良い(重症患者ほど
ゆっくり解毒した方が良い)そうです。
軽症患者の場合、化学物質を遊離させ、解毒を促進させることで、1-2ヶ月で
飛躍的に患者の状態が良くなることがあります。
普通のサウナで急激に出る汗は大半が水分ですが、低温サウナで体全体をゆっくりと
時間をかけて温めると、脂肪組織に蓄積した有害化学物質が徐々に血液に
溶けていきます。血液に溶け出た化学物質は解毒、排泄が促進されます。
化学物質過敏症になってしまうと普通の「サウナ」には入れないと思います。
自宅にいても体を温めて代謝をあげ、化学物質を分解・排泄することは
できますので、最大限努力してください。
<一般の人でも>
「シャワーを浴びるだけでなく、必ずお風呂に入る」「クーラーで体を
冷やさない」「冷たい飲み物や食べ物を取り過ぎない」など、
「体を冷やさない=体を温める工夫をすれば」
化学物質の分解・排泄が促進されます。
●6つの療法の同時進行
化学物質過敏症には、主として以下の6つの療法を組み合わせて
医師の管理のもとで治療をしています。
1.「化学物質フリー」
化学物質を徹底的に排除した生活が基本。
特に「空気」「水」「食物」が重要です。2.「温熱療法」
低温サウナによる化学物質の分解と排泄を促進します。3.「マッサージ」
温熱療法の合間に行い、化学物質の分離を促進します。4.「運動療法」
温熱療法の効果が出てくると、軽い運動ができるようになり
化学物質の排泄を更に促進します。5.「栄養療法」
(ビタミンA,C,E、ミネラル、アミノ酸が大量に消費されるので補充)
薬物治療として、解毒作用・代謝回復作用・抗酸化作用のある薬物を
投薬することもあります。
6.「断食療法」
患者によっては、断食療法を行うこともあります。
すべての患者に適用する訳ではありません。
断食は厳重な医師の監督とアドバイスが必要です。
<最優先!化学物質の徹底除去>
●化学物質過敏症の治療法は確立されていない
化学物質過敏症は正式な病名ではありません。
発症のメカニズムも明確ではありませんし、治療法も確立されていません。
国が悪い・・・と言って、手をこまねいているだけでは、症状は進行して
社会生活を営むにも不自由になってしまいます。命をおとされる方もいらっしゃいます。
化学物質過敏症の予防も治療も、自分で勉強して、自分で行うしかありません。
●まず病状の進行を止める
発症当初は、原因となる化学物質だけに反応する、一種の「中毒症状」の方が
多いのですが、原因がわからずに放置すると病状が進行し、過敏反応が
「アレルギーのように慢性化」していき「化学物質過敏症」になってしまうと考えられます。
ここで徹底した対策をとらないと病状が益々悪化し、反応する化学物質が次々と
増えていき、「多種類化学物質過敏症」になってしまい、外出もできず、
日常生活にも支障をきたしてしまいます。
まず「化学物質の徹底排除」を実行することで、
病状の進行を止めることが重要です。
●原因の大半は室内空気汚染と大気汚染
原因としては、室内空気汚染が半数に達します。
新築やリフォーム、防ダニ・防アリ処理、職場や家庭での薬品使用による
「室内空気の汚染」です。
近隣の薬品の漏れ、ゴミの集積所、工場の排煙、車の排気ガス、農薬散布
などによる「大気の汚染」がこれに次いで大きな比率を占めています。
●汚染された空気を吸わないこと
当たり前のことのようですが、即刻実行してほしいのが
「汚染された空気を吸わないこと」です。
何よりも優先させてください。
汚染された空気を吸い続けていると、病状がどんどん悪化してしまいます。
できたら原因と思われる場所(住まいや職場)から速やかに離れてください。
退避できない場合は、化学物質を除去する空気清浄機を使って
汚染物質を取り除き、きれいな空気を吸ってください。
●化学物質を徹底排除
「原因と思われる化学物質を取り除く」
室内空気汚染は「換気」することである程度は取り除くこともできますが、
大気汚染に反応する方や換気ができないとき、取り除きにくい化学物質の除去には、
活性炭を大量に使う特殊な空気清浄機で吸着する方が有効です。
「徹底して日常生活全般における「あらゆる化学物質の総摂取量を減らす」
<呼吸器から摂取>
家屋、家具、調度品、生活用品、燃焼物(ガス、タバコ、暖房)、
大気汚染などに注意。
<消化器から摂取>
水道水(高性能浄水器は必須)、食品・飲料水(農薬、添加物などに注意)
などに注意。
<皮膚から摂取>
風呂水、シャワー水、洗剤、シャンプー、化粧品類、
衣類(肌着の抗菌加工)、寝具の防ダニ加工などに注意。
化学物質に囲まれた生活で、摂取量をゼロにするのは不可能と言ってもいいでしょう。
しかし、意識改革によってゼロに近づけることはできるはずです。
<毒を剥がすには体温を上げる>
●蓄積した毒を剥がすため、とにかく体温を上げる
☆脂肪組織に蓄積された化学物質・毒を剥がすには、
とにかく体温を上げることが重要です。
化学物質過敏症の方は自律神経に異常をきたしていますので、
体温が低下し「冷え性」のようになっています。
このような状態では、解毒も進みません。
☆体を温めて、平熱が「36.5度」以上になるよう努力しましょう。
☆体温を上げて毒を剥がす3つのポイント。
1.入浴(サウナ)
2.食べ物
3.運動・マッサージ
●入浴して体温を上げる
家庭で簡単にできる方法として「入浴」があります。
「半身浴」「足浴」も発汗効果があります。
体を芯から温めるには、38〜40℃のぬるめの湯に、20〜30分ゆっくりつかります。
お湯から出る時に、水を浴びたり、冷たいタオルで摩擦するなど、
毛穴を締めると湯冷めしません。
<例えば>
温熱療法の低温サウナの入浴法は、
20分間入浴し、20分間クールダウン(冷ます)します。
これを3回ほど繰り返します。
温まる、冷ますを繰り返すことで、交感神経と副交感神経が切り替わり、
弱った自律神経を正常化します。
化学物質過敏症の方は体温が低下し「冷え性」のようになって、
ほとんど汗がかけないようになっています。
自律神経に異常をきたしていますので、最初はなかなか汗が出ませんが、
繰り返し行うことで、 徐々に汗が出るようになります。
<注意>
入浴前・入浴中・入浴後と、必ず水分を補給してください。
(塩素や化学物質を除去した浄水を取ってください。)
発汗が盛んになってきたら、塩分の補給も必要なので、
梅干なども一緒に取ってください。
●食べ物で体温を上げる
☆体を温める食材の代表
「ショウガ」(ショウガオール、ジンゲロール)
「唐辛子」(カプサイシン)・・・七味、キムチ、カレー
「ニンニク」「ニラ」「ネギ」「タマネギ」「ラッキョウ」「エシャロット」(アリシン)
これらは、末端の血管をひろげて血流を促進させるので、体が温まります。
「体が温まる食べ物」を摂取し体を温める工夫をすれば、化学物質の
分解・排泄が促進されます。
☆体を冷やす食べ物は避け、体を温める食べ物を積極的に摂取する。
ここでいろいろ説明するよりも、参考になる本が出ていますので、是非お読みください。
「”体を温める”と病気は必ず治る」石原結實著・三笠書房
「病気にならない! 体を温める食材とレシピ」石原結實著・日本実業出版社
「蘇先生の家庭薬膳 生姜と葱の本」蘇川博+下川憲子共著・農文協
●運動とマッサージで体温を上げる
「ウォーキング」などの持久的な運動で体脂肪を燃やす「有酸素運動」
が最も効果的です。
また「ストレッチ」や軽い「筋力トレーニング」なども筋肉に刺激を与えて
代謝を高めますので効果的です。
尚、激しい運動は効果的ではありません。
化学物質過敏症の場合、症状によっては外出できない方もいますし、 外出する
ことでかえって汚染物質を吸ってしまうので、屋外での運動は避けた方が賢明です。
そのような場合は、室内で運動する工夫をしてください。
「ラジオ体操」や「ストレッチ」「その場足踏み」「マシン運動」「ホットヨガ」など、
自分に合った運動をしてください。
化学物質過敏症になると、多くの方が倦怠感、疲労感が強く、
何をするのもいやになってしまい、運動どころではなくなってしまいます。
入浴や食べ物で体を温めると徐々に運動ができるようになってきます。
入浴後、または入浴しながら体を「マッサージ」することで、脂肪組織から化学物質を
遊離しやすくします。抹消の血液の流れも良くなります。
軽いマッサージとして「リンパマッサージ」でリンパ液の流れを良くし、老廃物を運び出す
効果を高めます。
マッサージではありませんが「爪もみ」も狂った自律神経の働きを整えます。
「爪もみ」「リンパマッサージ」について参考になる本
「免疫力を高めると病気は必ず治る」安保徹+福田稔監修・マキノ出版
「きれいなカラダに変わる リンパマッサージダイエット」 渡辺佳子著・青春出版社
●脂肪組織の分解で解毒・排泄を促進する「断食」
断食は昔からある、毒だし健康法の一つです。
体温を上げる事とは関係がありませんが、毒を剥がす意味では
「断食」も脂肪組織を分解して解毒を促進するので有効です。
同時に内蔵の機能が活発になり、排泄も促進されます。
断食道場などで専門家の指導を受けながら行うのが理想ですが、
ソフト断食やプチ断食などは、本を良く読んで行えば、自宅でもできます。
「断食」について参考になる本
「ソフト断食と玄米植物食」藤城博+藤城寿美子共著・農文協
「ビタミン・ミネラル革命ー驚異のファスティング」山田豊文著・総合法令出版
「体の老廃物・毒素を出すと病気は必ず治る」石原結實著・三笠書房
<血流を多くして解毒を促進させる>
●体温が上がって血流が増えると・・・。
☆体温が上がって剥がれた毒は、血液でどんどん肝臓に運ばれます。
☆肝臓の血流が増加すると、肝臓での解毒が促進されます。
☆肝臓で解毒・分解された物質(老廃物)は、再び血液・リンパ液で
運ばれ対外に排泄され易くなります。
●「解毒の中心=肝臓」の血流を多くして解毒を促進
解毒の中心は「肝臓」です。
その肝臓にできるだけ血液を多く供給することが、解毒を促進する重要なポイントです。
<血流を良くするには・・・>
1.体温を上げる、以外に
2.水分を十分に取って、血液をサラサラにして血の巡りを良くする。
3.入浴や運動で代謝を高め、血流を多くする。(前述)
●血液をサラサラにし、血流を良くする食べ物を摂取
「ネギ」や「タマネギ」「酢」などを積極的に摂取して血液をサラサラにし、
血流を良くする工夫も必要です。
アブラナ科の野菜、「ワサビ」「大根」などに含まれる辛味成分の
「イソチオシアネート」にも血液をサラサラにする効果があります。
「納豆」(ナットウキナーゼ)、「大豆」(イソフラボン)を始め、
「レモン」 などの柑橘類や「梅干」、黒麹もろみ酢、梅酢などに含まれる
「クエン酸」も同じような効果があります。
他に、ビタミンEを多く含む「ナッツ類」
DHAやEPAが豊富な「青魚(イワシ・アジ・サバ等)」
フラボノイドを含む「緑茶」や「ワイン」や
「海藻類」「レンコン」なども効果があります。
<「解毒の中心=肝臓」の機能を高める>
●肝機能を高める食べ物を摂取
肝機能を高める食べ物の代表が「ウコン」と「シジミ」です。
「ウコン」に含まれるクルクミンは解毒酵素の活性を高めます。
また、胆汁の分泌を促し老廃物の排泄を高めます。
抗酸化作用もあるので、肝機能を強化します。
「シジミ」には肝臓の働きを助ける栄養素が多く含まれています。
アルコールの分解酵素アラニンを初め、タウリン、オルニチン、メチオニンなどのアミノ酸類、
豊富なミネラル類によって、肝機能を高め解毒作用を活発にします。
「タマネギ」に含まれるケルセチンも解毒・肝機能を強化します。
肝機能を高めるには「亜鉛」や「セレン」などのミネラルも必要とします。(後述)
壊れた肝細胞を再生するため、抗酸化作用のある食品を摂取してください。(後述)
<化学物質過敏症が消費する栄養素は?>
●化学物質過敏症が消費する栄養素は?
化学物質過敏症の方は体に入った異物(有害化学物質)を解毒するために、
ビタミンA・C・Eやミネラル、アミノ酸などを大量に消費します。
これらの栄養素が不足するので、重点的に摂取する必要があります。
専門病院では症状に応じて、一時的にこれらの栄養素を投与することも
ありますが、できるだけ食事によって補充することを心掛けましょう。
また、解毒作用・代謝回復作用・抗酸化作用のある物も摂取する必要があります。
できるだけ有機栽培野菜など食品から摂取しましょう。
(薬剤の投与をされている方は、医師の指示に従ってください)
ただ、昨今の食材は、ビタミンやミネラルの含有量が昔の食材と比べて
少なくなっていますので、これらの栄養素が一般の人でも不足気味です。
化学調味料をやめて、煮干や魚、かつお節、昆布などで作った天然のだしを
料理に使い、重点的にミネラル分を摂取することで、CSの症状が軽くなった
例もあります。
意識して、以下の食品を多めにとるように心がけてください。
食品で十分な栄養素を摂取できないと思われる方は、サプリメント
(マルチビタミン&ミネラルなど)で補ってください。
●不足するビタミンA,C,Eを多く含む食品
ビタミンA・・・うなぎ、イカ、シソ、モロヘイヤ、ニンジン、パセリ、海藻類、緑茶等
ビタミンC・・・パセリ、ブロッコリー、ピーマン、レモン、イチゴ、緑茶等
ビタミンE・・・ひまわり油などの植物油、ゴマ、アーモンド、ナッツ類、小麦胚芽、緑茶等
●ミネラル(亜鉛、マグネシウム、セレニウム等)を多く含む食品
海藻類・・・海苔、メカブ、モズク、ワカメ、ヒジキ等
きのこ類・・・干し椎茸、シメジ等
魚介類・・・牡蠣、からすみ、ほや、するめ、煮干し、たたみいわし等
豆類・・・大豆、小豆、インゲン豆、おから等(大豆製品:豆腐・納豆・味噌等)
種実類・・・ゴマ、カシューナッツ、アーモンド、松の実、クルミ、落花生等
穀類・・・アマランサス、玄米、全粒粉、そば粉等
その他・・・抹茶(粉)
※(注意)食品はバランス良く摂取してください。
※肉類、乳製品、卵は積極的に摂取しない方が良いので、除いてあります。
このことについては本「葬られた 第二のマクガバン報告」をお読みください。
<解毒するために必要な栄養素(食品)>
●有害ミネラルの排泄を促す食品
分解できない有害ミネラルなどの排泄は、キレート成分と結合させて排泄します。
このキレート成分は「ケルセチン」や「硫化アリル」を多く含む食品にあります。
「ケルセチン」・・・タマネギ、ネギ、アサツキ、ニラ、ケール、パセリ
「硫化アリル」・・・タマネギ、ホウレン草、ラッキョウ、茎ニンニク、ワケギ
解毒たんぱく質を作り、有害ミネラルの排泄を促す。
「亜鉛」・・・牡蠣、ほや、ごま、ナッツ類、煮干し、抹茶(粉)、海苔、干し椎茸、
「セレン」・・・トマト、イワシ、ナッツ類、イカ、マグロ、
●体内にある解毒酵素を活性化させる食品
ブロッコリー、同スプラウト、キャベツ、カリフラワーなどのアブラナ科の野菜
だけに含まれるグルコシノレートという成分、中でもある種のグルコシノレートが
変化してできるスルフォラファンが体内にある解毒酵素を活性化させます。
ワサビ、大根、菜の花、小松菜、ケール、カブ、カイワレ大根なども
アブラナ科の野菜です。
ニンニク、ニラ、しょうが、タマネギ、ラッキョウなども同様の効果があります。
●代謝を回復する食品
中枢神経系の機能障害が起きて、代謝がうまくできなくなります。、
アミノエチルスルホン酸(タウリン)を多く含む食品を摂取し代謝を回復させます。
「タウリン」はタコ・イカ・シジミ・アサリ・ハマグリ・カキなどに多く含まれます。
●抗酸化作用のある食品
溜まっている酸化ストレス(活性酸素)を排泄するために抗酸化作用のある
食品を摂取します。
◇野菜に含まれるビタミンCとE(前述)
◇カロチノイド・・・ニンジン、トマト、ホウレン草、唐辛子
◇ポリフェノール・・・ココア、チョコレート、ワイン
◇セサミン・・・ゴマ
これらを多く含む食品は、
海藻類、豆類、ゴマ、ブロッコリースプラウト、セリ、パセリ、セロリ、ほうれん草、シソ、
かぼちゃ、サツマイモ、ニンジン、ウコン、玄米、ブルーベリー、ハーブ類 、緑茶など
◇抗酸化作用の強い物質で注目されている「COQ-10」「αーリポ酸」は
サプリメントで摂取
●免疫調節作用のある食品
腸の状態を整えて、便通を良くし、免疫力を高めることも大事です。
発酵食品(納豆・味噌・酢、漬物など)、キノコ類、ニンニク、イカ墨
※(注意)食品はバランス良く摂取してください。
<解毒した物質の排泄を促すもの>
●排泄を促すのに重要な「水分」と「食物繊維」を摂取
肝臓で解毒・分解された物質は、再び血液・リンパ液で運ばれ排泄されます。
分解物は胆汁などに溶けて「便」から、腎臓を介して「尿」から、
皮膚から「汗」で排泄されます。
およその排泄率は
「便:75%」「尿:20%」「汗:3%」「毛髪:1%」「爪:1%」です。
従って、解毒・排泄にとって「便秘は厳禁」です。
便秘で排泄がうまくできなければ、腸の中で便が腐敗し新たな有害物質が発生したり、
有害ミネラル・有害物質・老廃物は元に戻ってしまいます。
排泄を促すのには、水分を十分に摂取することが重要です。
水分と食物繊維を多く摂取することで、便通を良くします。
●「水分」
「尿」「便」「汗」から有害物質・老廃物を排泄するには「水分」を多めに
摂取しないと、うまく排泄できません。
「水分」としては、水(浄水)、緑茶、紅茶、味噌汁、野菜ジュース、野菜スープなど、
お好きな物でも良いのですが、できるだけ水(浄水)を飲むようにしてください。
入浴、サウナ、運動、ジョギングなどに補給する水分は必ず「水(浄水)」を
摂取してください。
水分摂取の目安は1日に「体重の30分の1」です。(約2リットル)
※飲料水や調理水は、塩素や有害化学物質を含まない「浄水」を
使ってください。
浄水器は化学物質過敏症の方に数多くお使いいただいている
「浄水器 ハーレーU」をお勧めします。
●「食物繊維」
「大便」の通じを良くして有害物質を排泄するには効率良く「食物繊維」を
摂取することが大切です。
●食物繊維が多く含まれている食物
野菜(ごぼう・タケノコ・アスパラ・切干大根・カンピョウ等)
イモ類(サツマイモ・こんにゃく・サトイモ等)
果物(キウイ、レーズン・干し柿・りんご・バナナ等)
穀類(大麦・玄米・そば等)
豆類(大豆・小豆・インゲン豆・おから等)
キノコ類(キクラゲ黒・干しシイタケ等)
海藻類(カンテン・干しヒジキ・昆布・ノリ等)
食物繊維は 成人で1日あたり20−30gを摂取するのが目安です。
多く取り過ぎると、ミネラル・ビタミンなどの吸収を阻害しますので
注意してください。
通じが良い人は、あまり意識して食物繊維を多く含む食品を取らなくても良いでしょう。
<化学物質過敏症の方は注意!>
●化学物質過敏症の方は「電磁波」「アレルギー」にも注意を
重度の化学物質過敏症の人は、同時に電磁波過敏症
(Electrical Sensitivity:略称ES)であるケースが多い。
化学物質過敏症と電磁波過敏症は近い関係にあると考えられています。
化学物質過敏症の7-8割は電磁波にも過敏になっていると思われます。
電磁波に過敏になる前に、家庭内や身近な環境の電磁波を電磁波測定器
で測って、予防することが必要です。( 電磁波測定グッズ )
高圧送電線などに近づかない、家庭でも家電品に近づかない、
携帯電話の使用を制限する、などの電磁波対策が必要です。
詳しくは「身近な問題 電磁波と健康」をご覧ください。
一般的なアレルギー対策(ハウスダスト、ダニなど)も怠りなく。
●化学物質過敏症の方は「外出には細心の注意」を
日常生活に十分注意を払い、徐々に快方に向かっていた方が、
ちょっとしたアクシデントなどで逆戻りし、病状が悪化することが多いので、
化学物質過敏症の方は細心の注意が必要です。
◇外出してワックスを塗り立ての店舗に入ってしまった。
◇本屋さんに立ち寄って大量のインク臭を吸ってしまった。
◇農薬を散布した後の公園 の近くを通ってしまった。
◇アスファルト舗装の現場に遭遇してしまった。
など、ちょっとしたきっかけで病状が悪化します。
外出時には、「活性炭入りマスク」をすることで、ある程度の
アクシデントには対応できます。
専門病院に行って診断を受け、その後急激に悪化することが多く見受けられます。
航空機や列車、バス、タクシーなどの交通機関を利用したために、消毒薬などの
有害物質を大量に吸ったことが原因です。
●解毒で健康体に!
体内に蓄積された有害化学物質や有害ミネラルを解毒・排泄することは、
単に毒素を排泄するだけにとどまらず、人体にとって有効な成分や栄養素を
効率的に吸収できる体にする究極の健康法だと思います。
「生活環境を見直す」「体を温める」「バランスの良いミネラル豊富な食事」など
ちょっと意識を変えて実行するだけで、「体調が良くなる」ことが実感できました。
●化学物質と健康に関する基本的な事柄:
別ページの 身近な問題「化学物質と健康」 を先にご覧ください。
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